2025/11/12 23:02
ガラス工房の2日目
前回は銀座三越のスタート前日に
今回は同じく銀座三越終了後の次の日
多忙ぶってますが、ほんとに最近多忙っぽくて時間圧縮できるかトライしてます。
と、そんなわけで今日はついにガラスの塊が出てくる〜
というのも、前回までは
油粘土で原型を作って、
それを石膏で型を取り、
その型から粘土を取り除き、
小さなガラスの粒を型に詰めていく作業。
ガラスほぼ触りませんでした。
そして、今回!
触りました!
さっそく画像を

チラッと見えてるミルククラウンみたいなやつがガラスです。
石膏型を木槌で割っていってるところ。


出てきた!
石膏を割って取り出していく作業は生まれて初めてだったのでなんとも言えない快感がありました。

もうひとつ。
(フジサキ)

ボロンっ
さらに進めると、、

二個でてきた!
細かい石膏を水で洗って落としたら....

じゃん!
一気にガラス感出てきました。
フクロウのくちばしについてるのは、油粘土で、型から取り出す時に残っているとこんな感じになるらしいです。
下処理がかなり大事なんだと学びますーーー。

下の台座みたいなところは余分にガラスを盛った部分なので、ここから削っていきます。
削っていきます....
....
ここからは永遠の削り作業につき写真を撮るのを忘れました。。

台座部分削り終わって疲れ果てたためピントも合ってません。
ここからは仕上げ的な作業で、
(ちょっと細かい話が続きます)
石膏がうまく流れなかった箇所をリューターという回転するボールペンのような道具を使って削っていきます。
歯医者さんが歯を削る道具とほぼ一緒。
それで荒削りしたところは白く跡が残るので
その部分を消すためにリューターで番手の細かい先っぽのところを使って磨いていきます。
そして、
ついに、
完成!!
こちらっ



熊本で拾ってきた石に乗っけてみたりして


後ろから光を当てないバージョン。
これもなかなかいいです。
自然光の光で見た時がまた楽しみすぎる!
仕上げをどこまでツルツルにするか
とか
もっとザラザラにするか
とかは、正解というよりは作風のようなものだそうで、好みでやっていいですよとのことでした。
しかしざっくりとですが、前々からやりたかった「透明な生き物の塊」的なものを生み出せたのでとーっても満足。
もっとうまく作っていくという方向があるけど、その時その時のスキルによって生まれる空気感があるので、このファーストガラス生き物ちゃん達は完璧に素敵であります。
っと、話はここで変わって、
やってみての話、このガラスの技法、とても手間と時間がかかるなと思いました。
(パート・ド・ヴェール)
それぞれの作業がおもしろいので退屈だわ〜って感じではなかったけど、何か直線的じゃないような進行の仕方が、革とはまた違ったところがあるように思いました。
材料のコストもなかなかかかるねーってな感じでした。
世の中のパートドヴェールの作家さんすごいです。
ガラスのものづくりの解像度が上がって嬉しいところです。
(他にも吹きガラスやサンドキャストとか色々あるそうで気になるところ)
しかしなんといってもガラスの素晴らしいところは透明なところ。
光を通して存在するところ。
革でも陶芸でも金属でもこれはできないので素晴らしすぎます。
その話を先生にしたら、
何年経っても変わらないですしね。
と言っていて、その強さの部分もガラスの大きな魅力ですね。
アクリルではそうはいかないし。
原始的な素材の力、やはり魅力があります。
そんなわけで次の3回目でラストなのでまたいいのができるように頑張りまーす!