2025/07/13 12:36
レザーのスリッパを商品化します。
過去に販売していた時もあったのですが、実験したい事があったのでしばらくお休みにしていました。
その実験も結果がわかってきたことと、スリッパへのリクエストが前々からけっこうな数頂いていたので、このタイミングで調整を加えて商品化することにしました。
その最新版がこちら

バッグなどに使う高級皮革をそのままスリッパにしました。

構造は本当にシンプルで、二つのパーツを縫い合わせたのみです。

ロゴマークはかかとの擦れを避けてこの位置
このスリッパのイメージは、クタクタしてるけど、足に馴染んで、あんまり細かいことを気にせずにオールシーズン使えるアイテム、といった感じ。
最大のポイントはなんといっても、アッパーのシンプルな一枚革です。

ここのパーツは靴同様、履きジワが大きく入るので、いい革を使ってつくるととっても素敵になってくれます。

履いたらこんな感じ。
この当たり障りのなさがいい。
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ここからは構造的な工夫について書くので、興味のない人はスルーしてください。
要するに壊れづらいよってことを書きます。

今までつくって使ってきたものの一部を例に出して説明すると、このタイプは縫い合わせた糸が外に出ないようにもう一枚革を裏から貼り付けていました。
糸が地面と擦れて切れる事があったのでそれを防止するために。
これはなかなかいい方法だったのですが、問題点として
なかなかに手間がかかる、
革を多く使う、
折り曲がる箇所が剥がれてくる可能性がある、
というところがありました。
そして、そこから少し前進させて、実験的に最小限の縫い糸で作ったらどうなるか?

そのサンプルがこちら。
このタイプはつま先全てを包むデザインにしました。
今回もこの構造にするか迷いましたが、よりスリッパ感が出ていいんだけど、お家でも素敵にしたいなってのを考えると、つま先が出てサンダルのように使えた方がいいかなと。
ネイルをした爪がチラッと見えたりするのもかわいいですし。

そして肝心のステッチに関してなんですが、なんともいい具合に縫い糸のすぐ脇の革が盛り上がってくれて、地面と糸が干渉しづらくなってくれました。
これは実験してみてほんとに嬉しい誤算。
約1年半くらいガシガシ使ってみて様子を見ましたが、だいぶいい感じでした。

(こちらは最新版)
それを踏まえて最新版の裏側はこんな感じ。
革の裏面はイタリアにて加工してもらってるのでシャープに仕上がってます。

ついでにアッパーの様子ですが、何も磨いていないけど、こんな感じのシワとツヤになってくれていました。
この時も、新しいものと同じレザーを使っています。

(真ん中下が最新版)
そんな事を経て今回の
NEW LEATHER SLIPPERS。
注意点としては、染料仕上げの革なので、靴下に色移りする可能性が考えられます。
僕自身使っていて全く問題はありませんでした。
特に使いはじめに注意しておけばほぼ問題ないかなと思います。
(靴のように長時間蒸れる状態で歩き続けるようなものでもないですし)
それともう一つは、フカフカタイプのスリッパが好きな方には向いてないかもしれません。
一枚の革がペロンと下に敷いてあるだけなので、クッション性はほぼありません。
個人的には素足感を感じたいのでこのタイプの方が断然好きです。
そしてサイズなのですが、僕の足はサイズは26.5cmでいい感じ。
もう少し足が大きくても全然大丈夫と思います。
また、前のモデルを女性が使ったりもしていましたが、割と馴染んでくれていました。靴のようにシビアではないと思うので広い範囲をカバーしてくれると思います。
プライスは¥15400 (tax in)
スリッパってひとつじゃなくて、家で2個3個と用意するかなと思ったので、抑えめの設定にしました。
また、スリッパはバッグなどよりも消耗品かなと思ったので、壊れて使えなくなったらまた買い替えれたらいいかなと思いそこも考慮しました。
もちろん何か不具合が出てきたら修理対応しますのでご安心ください。
ちょっとしたギフトにも良さそうかも?
(Online Shop)
お家でも気楽に品よく過ごせるLeather Slippers
でした〜〜!
追記
英語だと2足でひとつなので、slippersと複数系で書くみたいです。
BootsやGlasses的な。
ひとつ勉強になった。
⭐︎ブログに関する感想やリアクションいつでもお待ちしてますね。